職種別の平均年収ランキング

【職種別 平均年収ランキング(2024年版 /トップ20)】

1位 医師(技術系:メディカル/化学/食品)   1,089万円
2位 アナリスト(金融系専門職)         911万円
3位 運用(ファンドマネジャー/ディーラー)(金融系専門職) 873万円
4位 弁護士(専門職:コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) 838万円
5位 投資銀行業務(金融系専門職)        823万円
6位 MR(営業系)                764万円
7位 戦略/経営コンサルタント(専門職)     751万円
8位 内部監査(企画/管理系)          742万円
9位 金融商品開発(金融系専門職)        734万円
10位 リスクコンサルタント(専門職)       732万円
11位 総合電機メーカー(メーカー)        559万円
12位 都市銀行(金融)             557万円
13位 CMO(メディカル)             555万円
14位 医療広告代理店/出版社/マーケティング/リサーチ(メディカル) 550万円
15位 バイオ関連(メディカル)          545万円
16位 リース(金融)               538万円
17位 コンサルティングファーム/シンクタンク(サービス)534万円
18位 CRO/SMO/CSO(メディカル)        517万円
19位 損害保険(金融)              515万円
20位 ディベロッパー(建設/プラント/不動産) 511万円

傾向・ポイントまとめ

  • 金融系専門職が上位に多数ランクイン
    アナリスト(2位)、運用職(3位)、投資銀行業務(5位)、金融商品開発(9位)など、上位10のうち4職種を占めています。近年の金融市場活況により、成果報酬やベースアップによる年収の上昇が顕著です。実際に「アナリスト」は前年から+116万円、「運用職」は+63万円のアップを記録しています。

  • 医師が2年連続のトップ
    医師の平均年収(1,089万円)は、2年連続で職種別ランキングの1位。高付加価値人材としての位置付けが強く、安定した高収入が継続しています。

  • 専門職(コンサル系)も存在感大
    弁護士(4位)、戦略/経営コンサルタント(7位)、リスクコンサルタント(10位)と、「専門職(コンサル・監査法人系)」が複数ランクインしています。上位20にはこの分類から合計6職種が含まれ、依然として高年収が見込める職種群です。

  • 業種で見ると、金融・メディカルが高水準
    上位には、金融系職種やメディカル関連職種(医師、MR、CMO、バイオ関連など)が多数顔を出しており、業界全体としての収益性が反映されています。

 

💰 2024年 平均年収の最新動向

📈 平均年収は 426万円 に上昇(前年比+12万円)

  • 過去8年で最大の年収上昇幅

  • 33年ぶりの「春闘5%超えの賃上げ」実現
  • コロナ5類移行後の経済回復

📊 しかし…年収アップ実感が薄い現実も

  • 物価上昇が進行 → 実質賃金は伸び悩み

  • 「給与の低さ」で転職する人の割合:36.9%(過去最高)


🔁 転職は年収アップに直結しないケースも

  • 2023年の調査によると:

    • 年収アップした人:58.5%

    • 年収ダウンした人:40.4%

  • 転職だけに頼らず、スキルアップが重要


💡 今後求められるのは「キャリアオーナーシップ人材」

  • 自らスキル・経験を積み、自分の市場価値を高めていく人材

  • 転職成功のカギは:

    • 今の仕事での成果・経験の積み重ね

    • リスキリング(新スキル習得)

    • 転職先選びの軸を持つこと